ロレックスの箱は、年代ごとにデザインや素材が異なり、重要な付属品の1つです。「自分のロレックスの箱は希少なのか？」「箱だけでも買取してもらえるの？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

正規の箱や付属品が揃っていると、買取価格が上がるケースもあるため、保管方法や買取のポイントを知ることが大切です。

そこでこの記事では、ロレックスの箱の特徴を詳しく解説します。また、保管すべき付属品や、箱だけでも買取が可能なのかも紹介します。

この記事を読めば、ロレックスの箱の見分け方や、付属品の重要性が理解できるでしょう。ロレックスを売る予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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引用元：リカッチ公式HP

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【年代別】ロレックスの箱の特徴

ロレックスの箱は、時代とともにデザインや仕様が変化し、年代ごとに特徴があります。特に、近年のモデルでは、素材や収納機能に大きな違いが見られます。

ここでは、以下の年代別に箱の特徴を詳しく紹介します。

• 2025年2月～
• 2016年～2025年1月末頃
• 2005年頃～2015年頃
• 2000年頃～2005年頃

それぞれ詳しくみていきましょう。

2025年2月～

2025年2月以降のロレックスの箱は、デザインや機能面で大きな変更が加えられました。外箱のカラーが変更され、ベージュからグリーンに統一されました。内箱の外面には波模様が施され、これまでのシンプルなデザインから、より洗練された印象へと進化しています。

内箱は構造も改良され、上部にある冊子類を収納するポケットの形状が変更されています。従来は中央に窪みがあるデザインでしたが、新しいモデルではまっすぐになり、スッキリとした仕上がりになりました。

また、時計を収納する部分の窪みのデザインも変わり、より洗練された形状になっています。全体的に、より現代的で機能性を重視したデザインへと進化したことが特徴です。

2016年～2025年1月末頃

2016年から2025年1月末までのロレックスの箱は、シンプルかつ高級感を重視したデザインが採用されていました。外観は落ち着いた色合いで、無駄を省いたデザインが特徴です。

内箱の上部には、冊子類を収納するポケットが備えられ、開閉式の構造が採用されていました。このポケットは、収納性と実用性を兼ね備えており、取扱説明書や保証書などの重要な書類を整理しやすい設計です。

また、この時期のロレックスの箱は、時計のモデルやサイズに応じて、S・M・L・XLの4種類が展開されていました。XLサイズの箱は横幅が約29cmと非常に大きく、存在感のあるデザインです。この大きさが高級感を強調し、プレミアムモデルのパッケージとして用いられていました。

2005年頃～2015年頃

2005年頃から2015年頃にかけては、それ以前のモデルと比較してシンプルで洗練されたデザインへと変化しました。外箱のデザインは、薄いグリーンを基調とし、中央にはロレックスの象徴である王冠マークが大きく刻まれています。

外側が深みのあるグリーンカラー、内側には明るい黄緑色が採用されており、エレガントなコントラストが特徴的です。このデザインは、ロレックスの高級感を際立たせるだけでなく、視認性を高める役割も果たしています。

ただし、ポケット部分が開閉しない仕様になっていたため、冊子を収納しづらいという点が特徴的でした。

2000年頃～2005年頃

2000年頃から2005年頃にかけてのロレックスの箱は、それ以前のモデルとは異なり、自然をモチーフにしたデザインが特徴的です。外箱には、緑色のコケと岩肌をイメージしたデザインが施されています。シンプルなスタイルではなく、よりナチュラルな雰囲気を演出するデザインとなっていました。

内箱の作りにもこだわりがあり、ウッド調のデザインが採用されています。木目のような質感を持つ内装は、高級感とクラシカルな雰囲気を醸し出していました。

この年代のロレックスの箱には、「Cリング型」と「まくら型」の2タイプがあり、モデルによって仕様が異なります。Cリング型は、時計を固定するためのC字型のサポートが付いており、時計をしっかりと保持する構造です。一方で、まくら型はクッションの上に時計を置くスタイルで、より柔らかい収納方法が採用されていました。

【柄別】2000年以前のロレックスの箱の特徴

2000年以前のロレックスの箱には、現在のようなシンプルなデザインとは異なる、個性的な柄が採用されていました。ここでは、2000年以前に使用されていたロレックスの箱の柄ごとの特徴を4つ解説します。

• クレーター柄
• コンピューター柄
• パール柄
• ベンヴェヌート チェッリーニ柄

それぞれ詳しくみていきましょう。

クレーター柄

クレーター柄の箱は、1980年頃から出回ったロレックスの箱です。クレーター柄の特徴は、箱全体に施された独特な模様で、月の表面のような岩肌のテクスチャーが描かれています。

ロレックスのスポーツモデルを中心に広く採用されており、サブマリーナやエクスプローラーの箱に使用されていました。クレーター柄の箱は、現在でもヴィンテージロレックスのコレクターの間では高い人気を誇ります。

コンピューター柄（レディースモデルの箱）

コンピューター柄の箱は、主にレディースモデル向けのロレックスの箱として採用されていました。この柄は、幾何学的な模様が組み合わされたもので、どこか近未来的な印象を持つデザインとなっています。特に、デイトジャストやレディース用のチェリーニなどのモデルに使用されることが多く、エレガントな印象を与えてきました。

コンピューター柄の箱は、クレーター柄のような荒々しいデザインとは対照的に、洗練された雰囲気が特徴でした。そのため、宝飾系のロレックスとの相性が良いとされています。現在は生産されていないため、当時の箱が付属したヴィンテージモデルは、コレクターの間でも特に価値が高いとされています。

パール柄（「GMTマスター 16758」などに採用）

パール柄の箱は、GMTマスター 16758などの高級モデルで使用されていました。このデザインの特徴は、真珠のような光沢のある模様が施されている点です。

パール柄の箱は比較的珍しく、当時のロレックスの付属品の中でも特に希少価値が高いとされています。現在では見かけることは少なくなりましたが、ヴィンテージロレックス市場では、コレクターアイテムとして人気が高い箱です。

ベンヴェヌート チェッリーニ柄（チェリーニ用に作られた箱）

ベンヴェヌート チェッリーニ柄の箱は、ロレックスのクラシックコレクションである「チェリーニ」専用に作られた特別な箱です。チェリーニは、ロレックスの中でもフォーマルなシーンに適したドレスウォッチです。そのため、箱のデザインも高級感のあるものが採用されています。

一般的なスポーツモデルの箱はシンプルなデザインですが、チェリーニの箱はよりエレガントな印象を与える仕様となっています。また、市場に出回る数が少ないため、非常に希少価値が高い点も特徴です。

ロレックスは箱だけでも買取してもらえる？

ロレックスの箱は、時計本体の付属品としての価値が高く、市場では単体でも買取の対象となります。近年では、ヴィンテージロレックスの人気が高まり、純正の箱が付属していることが時計の価値を大きく左右します。

そのため、箱のみでも買取してもらえるでしょう。また、状態が良いものや希少な年代・デザインの箱は、意外な高値で売れる可能性があります。

ロレックスの箱を売却する際には、信頼できる買取業者を選ぶことが重要です。時計の専門知識を持った業者であれば、箱の年代やモデルごとの希少価値を正しく評価し、適正な価格で買取してもらえます。

【箱以外】保管すべきロレックスの付属品

ロレックスの時計を所有する際、付属品をしっかり保管しておくことが重要です。ここでは、ロレックスの箱以外で、特に保管しておくべき付属品を5つ解説します。

• タグ
• 取扱説明書
• 国際保証書
• カードケース
• ベゼルカバー

それぞれ詳しくみていきましょう。

タグ

ロレックスには、購入時に「グリーンタグ」や「レッドタグ」が付属しており、これらは時計の真正性や仕様を証明する役割を持っています。

タグは時計のオリジナル性を保証する証明書となるため、揃っていると査定額が上がります。そのため、箱の中に入れておくか、カードケースなどと一緒に保管しておきましょう。

取扱説明書

ロレックスの取扱説明書には、時計の機能や操作方法、メンテナンスの方法が詳しく記載されています。また、モデル番号が含まれているため、買取時にも時計のオリジナル性を証明する資料として有効です。

時計を売却する予定がなくても、長く使用するうえで役立つ情報が多いため、必ず保管しておくべき付属品です。

国際保証書

ロレックスの国際保証書は、正規品の証明となる最も重要な付属品の1つです。保証書には、モデル番号・シリアル番号・購入日・販売店の情報が記載されています。

2015年以降のロレックスでは、紙の保証書からプラスチック製のカード型保証書に変更され、耐久性が向上しました。このカードにはICチップが内蔵されており、時計の情報を電子的に管理できる仕様になっています。

買取時には、国際保証書の有無で査定額が大きく異なり、付属している場合は査定価格が10〜20％以上アップします。保証書は、安全な場所で大切に保管しておきましょう。

以下の記事では、ロレックスは保証書なしでも買取してもらえるのか解説しています。保証書なしの減額額やない場合の対処法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

https://kaitorikachi.com/blog/rolex-purchase-without-warranty

カードケース

ロレックスのカードケースは、国際保証書や取扱説明書を収納するためのケースで、ロゴが入ったグリーンのデザインが特徴です。カードケースも、時計を売却するうえで重要な付属品の1つです。

時計本体を売却する予定がなくても、カードケースは保証書の保管に適しているため、大切に管理しておくことが望ましいです。

ベゼルカバー

ベゼルカバーは、時計を保護するために付属している、透明のプラスチック製のカバーです。時計を使用する際には取り外してしまうことも少なくありません。しかし、ベゼルカバーも付属品の1つとして保管しておくと、売却時にプラス評価となる可能性があります。

ベゼル部分は傷がつきやすいため、ベゼルカバーがあることで、丁寧に管理されていることの証明になります。そのため、不要だからといって処分せずに、時計の箱や付属品とともに保管しておくことをおすすめします。

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まとめ

この記事では、ロレックスの箱の年代別の特徴を詳しく解説し、保管すべき付属品や箱のみの買取が可能かについても紹介しました。

ロレックスの箱は年代によってデザインや素材が異なり、ヴィンテージモデルのものほど希少価値が高くなります。箱だけでも買取が可能なケースがあり、特に希少な年代のものや限定モデルの箱は高値で取引されます。

この記事を参考に、ロレックスの箱の年代ごとの違いを把握し、買取のポイントを押さえてみてください。