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金の変色を直す方法はある？原因別の変色を直す方法や予防するコツも紹介

金を使用したアクセサリーは魅力的な輝きがあり、大切なものとして所有している方も多いのではないでしょうか。しかし、丁寧に扱っていても変色してしまうことがあります。

そこでこの記事では、金の変色を直す方法を紹介します。原因別の変色を直す方法や予防するコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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定休日	火曜日
TEL	050-1720-8865
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免許番号	古物商許可証　京都府公安委員会　612232030022 特別国債種事業者（象牙製品等を取り扱う事業者）05772 酒類販売業免許　宇治法第142号
加盟機関	・BNI47∞JAPANチャプター・南大阪経営研究会・ミナミあきんどクラブ

金が変色する理由

金が変色する理由として、以下の3つが挙げられます。

酸化
塩化
硫化

イエローゴールドやピンクゴールドなど色付けされた金には、割金が含まれているため変色しやすいです。それぞれ詳しく解説します。

酸化

金が変色する理由の1つに、酸化があります。酸化は、銅が含まれている際に起こりやすく、赤く錆びるのが特徴です。

たとえば、18金は約25％が割金のため酸化しやすいです。汗や皮脂がついたり、空気に触れたりすることで、酸化が起こりやすくなります。しかし、酸化はすぐに発生するわけではないため、手入れ次第で錆びずに済むでしょう。

塩化

酸化以外に、塩化でも金は変色します。塩素漂白剤がついてしまった場合、黒く変色します。

塩化での変色は、非常に落としづらいのが特徴です。特に銅は塩素に弱く、自分で変色を直しにくいです。そのため、漂白剤を使用するタイミングが多い掃除や、水回りの家事に取り掛かる際は身につけないようにしましょう。

硫化

汗や皮脂は、酸化だけでなく硫化を起こすこともあります。たとえば、18金の割金に含まれる銀は、硫黄と触れることで硫化します。

硫化させないためには、温泉への入浴時に注意が必要です。温泉の中には硫黄成分が含まれているものもあり、指輪やネックレスなどをつけたまま入ってしまうと硫化します。

金の変色を直す方法

金の変色は、日常生活で簡単に起こります。ここでは、金の変色を直す方法を5つ紹介します。

お酢やレモン汁を使う
専用のクロスで磨く
専用のクリーナーを使う
重曹を使う
専門業者に依頼する

それぞれ詳しく解説します。

お酢やレモン汁を使う

金の変色は、お酢やレモン汁を使うことで直せます。金が浸るくらいのお酢やレモン汁を用意し、5分ほど放置します。お酢を使用する場合、塩を加えると変色を改善しやすくなるのでおすすめです。

酸化した金をお酢やレモン汁に浸すと直せる理由は、酸化還元反応が起こるためです。しかし、金以外の素材が付属している場合は、業者にクリーニングを依頼した方が良いでしょう。

専用のクロスで磨く

金の変色を直すなら、専用のクロスで磨く方法もおすすめです。専用クロスはアイテムを購入した店舗や、取り扱いのあるオンラインショップでも購入できます。ジュエリークロスとも呼ばれており、汗や皮脂も拭き取ってくれます。

塩化のような自宅で落としにくい変色でなければ、磨くだけでも変色を取り除けるでしょう。また、宝石がついているアイテムを劣化させることなく、金の部分のみ使用できるのでおすすめです。

専用のクリーナーを使う

専用クリーナーを使うことでも変色を直せます。金専用のクリーナーは、取り扱いのあるオンラインショップで気軽に購入できます。

クリーナーの場合、レモン汁を使った方法とは異なり、素早く変色を取り除けます。クロスやブラシなどのアイテムでは届かない部分にも、液状のクリーナーであれば綺麗に変色を取り除けるでしょう。

以下の記事では、金のアイテムをきれいに磨く方法を解説しています。おすすめのお手入れグッズや注意点も気になる方は、ぜひ参考にしてください。

金のアイテムをきれいに磨く方法を徹底解説！おすすめのお手入れグッズや注意点を紹介

重曹を使う

金の変色が硫化によるもの場合、重曹を使用することで取り除けます。重曹はホームセンターにも販売されており、自宅にある方も多いのではないでしょうか。耐熱容器とアルミホイル、重曹があれば5分で変色を取り除けます。

耐熱容器にアルミホイルを敷き、変色を取り除きたいアイテムを入れます。小さじ1杯の重曹と、アイテムが浸る程度のお湯を注ぎ5分つけ置き、取り出したらよくすすぎましょう。

専門業者に依頼する

塩化による金の変色は自力では改善しにくく、専門業者への依頼が最も有効な手段です。塩化で変色した金を無理やり磨いてしまうと、傷がついてしまう可能性があります。

大切にするためにも、費用をかけて専門の業者に依頼しましょう。

【汚れの原因別】金の変色を直す方法

金の変色は、さまざまな原因で起こるため対処法も異なります。ここでは、金の変色を直す方法を5つ紹介します。

硫化・塩化
酸化
汗
温泉
海水

それぞれ詳しく解説します。

硫化・塩化

硫化と塩化による変色は、それぞれ対処法が異なります。

硫化による変色は、割金に含まれる銀と、汗や皮脂に含まれる硫黄成分が反応して起こります。そのため、容器に水と重曹を入れ、アルミホイルと変色したアイテムを入れて還元反応を起こすと良いでしょう。

重曹に対して3倍のお湯を用意し、アルミホイルを敷いた容器に注いで変色したアイテムを入れましょう。塩化の場合は漂白剤を使用しないことがベストですが、付着した場合は業者への依頼がおすすめです。

酸化

空気や汗、皮脂に触れて酸化した場合、レモン汁やお酢による酸化還元反応を起こして対処しましょう。変色したアイテムをお酢かレモン汁に浸すと、変色を直せます。

お酢の場合、塩を加えるとなお効果がありますが、宝石がついているアイテムの場合は避けしょう。宝石などのアイテムがついている場合は、専用のクロスで磨くと良いでしょう。

汗

汗による汚れは、酸化や硫化を引き起こします。

赤い錆びや赤黒い変色の場合は、割金に含まれる銅が反応しています。黒ずみがある場合は、割金に含まれる銀が反応していると考えられるでしょう。

酸化による変色であれば酸化還元反応を起こす対処法、硫化による黒ずみであれば重曹とアルミホイルを使用した還元反応で対処するのがおすすめです。

温泉

金を含むアイテムを身につけたまま温泉に入ったり、温泉の成分が付着した手で触ったりすることで変色が起こります。温泉による変色は硫化が原因のため、重曹を用いた対処法がおすすめです。

アルミホイルを敷いた容器に、お湯の3分の1の重曹と変色したアイテムを入れます。5分程度経ったら、引き上げてよくすすぎましょう。

海水

海水も金を変色させる原因の1つです。海水は金属類を錆びさせる特性があり、これを腐食性といいます。

18金のアクセサリーをつけて海に入ると、錆びや変色が起こります。酸化還元反応で取り除ける場合もありますが、海水だけでなく砂との摩擦もある場合は傷もつきます。そのため、海水浴など海水に触れる場所へ行く際は、金を含むアクセサリーは取り外しておきましょう。

金の変色を直す際の注意点

金の変色は自宅で簡単に直せるものの、取り扱いには注意が必要です。綺麗にするつもりが、かえって傷や変色の原因になってしまう可能性があるため、以下の注意点をおさえておきましょう。

硬い布や研磨剤入りのクロスは使わない
歯ブラシ・歯磨き粉は傷つける可能性がある
金の種類によって手入れ方法が異なる

それぞれ詳しく紹介します。

硬い布や研磨剤入りのクロスは使わない

硬い布や研磨剤入りのクロスは、絶対に使用しないようにしましょう。金は純度が高いほど、柔らかいです。変形するリスクも高く、力を入れて磨いてしまうと形が変わったり、傷がついたりする可能性があります。

また、メッキで加工されているものであれば、研磨剤入りのクロスは使用を避けましょう。柔らかいクロスで優しく拭きあげて、日頃から変色を防ぎましょう。

歯ブラシ・歯磨き粉は傷つける可能性がある

歯ブラシや歯磨き粉は金を傷つける可能性があるため、お手入れには使用しないでおきましょう。

変色を防ぐためにも、日頃からブラシやクロスでの手入れは欠かせません。しかし、歯ブラシや毛先が硬いため金を扱うには向いていません。

また、歯磨き粉は研磨剤が含まれているため、金が傷んでしまいます。毛先が柔らかいブラシで、優しく汚れを取り除きましょう。

金の種類によって手入れ方法が異なる

金の種類によって、手入れ方法は異なります。

10金・18金・24金では、それぞれ純度が違うため扱い方が変わります。金の純度が高い24金は耐久性こそ高いものの、変色してしまうと取り除く際に細心の注意を払う必要があります。

一方で、10金や18金であれば、先述した方法で変色を直せる可能性が高いです。金の純度に関係なく大切なものであれば、プロに任せて綺麗にしてもらうのも手段の1つです。

金の変色を予防するコツ

金の変色を予防するコツは、以下のとおりです。

使用後は柔らかい布で拭く
入浴の際は外す
空気に触れないように保管する
温度・湿度が低い場所で保管する

定期的にクロスでお手入れすることで、金の輝きを保つことができます。また、クロスを使用する際は、金専用のものを選ぶようにしましょう。

さらに、長期間使用しない場合や保管する場合は、ジュエリーボックスや専用の収納ケースに入れると良いでしょう。これにより、ほこりや湿気から金を保護し、変色を防ぐことができるでしょう。